2017年7月30日日曜日

お姫様を助けるのは誰だ 拡張 魅惑のカエル Der Verzauberte Frosch


お姫様を助けるのは誰だの拡張ルールセットです。
基本ルールに若干の追加要素があります。
基本については過去記事がありますので、そちらで読んで下さい。
拡張だけでの製品化はされてなく、基本と拡張のセットで販売されています。

基本と拡張付きの比較。ただでさえデカい箱がさらにBIGに。
以下、基本ルールを知っている前提で、違いについて書いていきます。

魔法使いの道


魔法使いの道は、箱が広がった部分の長方形に収まりました。
(形が変わっただけで、ここはルールの変更はありません。)
その下には拡張で使う追加のアイテムが入っています。


カエル・キノコ・追加のカギ


カエルもキノコも、カギを隠せるマスへ置いて使います。
ゲームの準備フェーズに変更があります。
1.勇者が好きな場所へキノコを2個置く。
2.魔法使いは、キノコ以外の場所へカギを1個隠す。
3.魔法使いは、さらに、任意の場所へカエルを置く。


キノコ

キノコのあるマスは通行止めです。
勇者も魔法使いも通り抜けたり止まったり出来ません。

カエル

勇者がカエルを取ると(止まるか通り過ぎる)、カエルの魔法タイルを1枚貰えます。
魔法使いがカエルのマスに止まったり通り過ぎても何も起きません。

カギ

予備を含めて3個になりました。
2個目のカギはゲームの途中で使います。(後述)

カエルの魔法タイル


伏せて山札にします。カエルを捕った勇者は1枚タイルを受け取ります。
(取ったタイルは使うときまで魔法使いに見せない)
勇者はタイルに書かれた以下の魔法を1度だけ、任意のタイミングで使用できます。
・魔法使いは1回休み
・次のラウンド、魔法使いはカギを2個隠す
・魔法使いを好きな場所へ移動させる
・勇者はダイス目に4歩追加して歩ける。
・勇者はカギを取ったら、塔の鍵穴に2か所刺せる。
・勇者が触れたキノコを1個だけ取り除く。

<感想😄>

キノコは魔法使いのカギの隠し場所に影響し、カエルは勇者の行き先に影響します。
準備段階の心理戦要素が増しました。
また、基本では魔法使いがフィールドに出てくるまでは、勇者はノーヒントでうろつくのみでしたが、その辺りの改善にもなっています。

そしてカエルの魔法。
割と使い勝手が良いのですが、使うためにはカエルを捕らなければならず、そしてカエルは魔法使いが置く以上、カギから遠い場所にある公算が高いというジレンマ。
その辺をヒントにしつつ、その裏をかかれたりと。

全体的に派手な展開になり、ボードも可愛いキノコとカエルが増えて、見た目にも一気に華やかになりました。
実質2人専用ゲームなことには変わりませんが、良い拡張です。

セカイモンで購入)

シルエット探偵 Kofferdetektive


盗まれた貴重品を影絵で当てる!
♟2009推薦リスト

<内容物と準備>

貴重品

薄いプラスチック製
13個の貴重品。
任意の5個をゲームから除外します。


捜査カード


貴重品と同じ模様の描かれた1セット13枚のカード。
各自、自分の色のカードを取り、先程除外した貴重品と同じ絵柄のカードを除外します。


スコアボードと駒


得点記録用のスコアボードと駒。
各自の色の駒を0点の位置(ステッカー貼りまくりのスーツケース)に置きます。


スーツケース(外箱)


このゲームの最大の特徴がこのスーツケースになってる外箱。
開けると底に半透明の板がある。


そして、秘密の引き出しがこちらに。
ここに入れたものは、半透明の板の下側に収納されるようになっています。
貴重品を全てこちらに収納します。

<遊び方>

手番プレイヤーが泥棒役です。
その他のプレイヤーは刑事役になります。

刑事役が目をつぶってる間に、泥棒は秘密の引き出しを開け、中に入ってる貴重品のうち任意の2個を附属の袋に隠します。


残りの貴重品は秘密の引き出しに残したまま。


引き出しを閉めたら、刑事役は目を開けます。

刑事の代表1名が箱を揺すって、スーツケースを開きます。


開くと、このように貴重品のシルエットが見えます。
砂時計を倒し、刑事役は盗まれた2個を予想します。
スーツケースに触ってはいけません。
砂時計が落ちたらカバンを閉め、手持ちの操作カードから盗まれたと思う2枚を選び、伏せて出します。

1個正解ごとに1点。泥棒は得点しません。

手番を交替して、規定回数繰り返します。

<感想😃>

子供の頃遊んだ影絵クイズがこうなりましたという感じ。
部屋を暗くしなくても遊べる工夫が見事
スーツケースのスパイ感も楽しい。
箱の揺すり方が悪いと貴重品同士が重なって全く分からないことに。
これが結構難しくて、大抵どっさり重なって黒い塊から盗難品を探す羽目にw
時間制限も30秒くらいかな?のんびりと探す感じではないです。
ちょっと造りが甘くて透明板が歪んでたのが残念。でも楽しいです。

セカイモンで購入)

カヤナック Kayanak


紙にブスっと穴開けてお魚釣り!
♟SDJ1999特別賞


<内容物と準備>

ボード?(下箱と中蓋)


箱を開けると、このように丸い溝がいっぱいあります。
附属の金属球をザラッとあけて、箱を揺すってこの溝に入れます。

大きい玉(といっても直径2ミリくらい)と小さい玉がある。
で、中蓋を置きます。

穴がいっぱい空いてる
そして、中蓋の上にA4サイズのコピー用紙を置きます。


最後にもう一枚の中蓋を置きます。


上下の中蓋は同じ位置に穴が空いていて、その間にコピー用紙が挟まる格好です。


駒とお皿

現在流通してる新版では駒がエスキモーから白熊に替わってるらしい。

駒と、釣った魚(に見立てた鉄球)を入れるお皿。
自分の色を選んで取り、駒はボードの好きな場所(穴の上)に置きます。



氷チップ・水チップ

厚紙ではなく木製という豪華っぷり
ゲーム中で使います。とりあえずボードの脇にまとめて置いておく。


釣り竿と特殊ダイス


最初の手番のプレイヤーが持ちます。

<遊び方>

青白2個のダイスを一度に振って、その指示に従います。
ダイスには効果マークと目(黒い点)が一緒に描かれています。

イヌイットマーク

出た目の数だけ、自分の駒を移動します。
駒は上の中蓋の穴の上を移動します。

つるはしマーク


出た目の分、釣り竿の底(尖ってる)でブスッと穴を開けます。
ブスッとできる場所は自分の駒の隣だけ。(この点、写真ミスってます😓)


魚マーク

出た目の回数、既に空いている穴から釣り竿を使って魚を釣れます。
釣れるのは自分の周りのマス。(この点、またもや写真ミスってます😓)


釣り針の代わりに磁石が付いてて、下の溝にハマってる鉄球がくっつく仕組み。

何匹釣れるかお楽しみ
大きい玉は2点、小さい玉は1点です。


水マーク


水チップを好きな場所に置きます。
または、既に置かれてある水チップを取り除きます。
水チップのある流氷(割れ目で区切られてる)は解けて薄くなってるので人駒は入れません。穴を開けたり釣りをすることはできます。


氷マーク


氷チップを既に穴の空いている好きな場所に置きます。
または、既に置かれてある氷チップを取り除きます。
ガッチリ凍り付いてるので、この場所は再び穴を開けることができません。
また、水チップが置かれた流氷でも、氷チップの場所だけは凍ってるので、その上を歩けます。

ゲームの終わり

誰かが15匹の魚を釣るか、全部の流氷に穴が空いたら終わり。
大きい玉2点、小さい玉1点として一番点数の多い人が勝ち。

<感想😄>

このゲーム、百町森のプレイオンに置いてあって、結構な回数娘と遊んでいます。
ところがルールをしっかり読んでなかったので、なぜかずっと終了条件を「全部の穴を開けたとき」と勘違いしていて、「面白いのになかなか終わらないゲームだなあ」とちょっと敬遠してましたw
今回手元に来たことで、ルールを改めて読み直したら衝撃の事実(自分だけ)w
パシッとキレよく遊べました。
見た目通り、穴をブスブス開けるのと、何が釣れるのかという楽しみのある良いゲームです。ただ、ダイス目によっては何もできずに終わってしまう場合があるので、そこが唯一残念です。(ハウスルールで、その時は何でもありの?マークに置きかえて遊んでます)
娘もお気に入りで、特にゲームが終わった後に全部の穴をブスブス開けるところが大好きですw

セカイモンで購入)

学校へ行こう! Schule fertig-los!


神経衰弱系協力ゲーム。ハズレをめくると遅刻!?


<内容物と準備>

ゲームボード


大きな時計が特徴的なボードです。時計を7時に合わせます。
周囲には一日のスケジュールが描かれてます。

開き方が面白い

時間割と授業タイル


学校の時間割。ドイツの学校は午前で終わり?
授業タイルは6枚。ランダムに4枚を選んで、時間割の右側に乗せます。


スケジュールタイル


時計周辺のスケジュールと時間割の絵に対応したタイル。
ボードの周りに伏せて置きます。

それ以外に、時間が描かれたハズレタイル。
こちらも上記タイルと混ぜて使います。


寝坊タイル


失敗した回数を数えるチップです。
枚数で難易度を調整しますが、基本は4枚。
脇に置きます。残りは箱へ。

坊や


でかい!造りが豪華!


後ろに背負ったカバンは外すことができます。


スタート位置(ボード下部の7時のマス)に置きます。
カバンはスタート位置から3マス先のカバンを持つ絵のマスに置きます。

準備完了




<遊び方>

協力ゲームです。
手番になったら、裏向きのタイルから1枚めくります。


坊やのいる1歩先の絵と同じタイルを引いたら、坊やを一歩進めます。
当たっても外れても、1枚めくったら、タイルを戻して次の人の番。
なお、カバンのマスに着いたらカバンを背負わせますが、特にルール的な意味はありません。演出大事。


ハズレのタイル


ハズレのタイルが混じってるので、めくっちゃうこともあります。
そしたら、描いてある分数だけ中央の時計を進めます。


ボードには時間が描かれたマスがチラホラとあります。


中央の時計がこの時間になる前までに坊やを到着させる必要があります。
時計が過ぎてしまったら遅刻タイルを1枚引き取り、該当のマスへ坊やを移動します。
また、このマスに着いたら、描かれている時間に時計を合わせます。
(遅刻した場合は針を戻すことになる)


学校


学校ゾーンは、時間割ボードに置いたタイルと同じ絵を探します。
全部のマスに時計がある厳しいゾーンです。

ゲームの終わり

最後の寝坊タイルを引き取る前に一周できたら全員の勝利。
そうでないなら全員の負けです。


<感想😏>

時計のギミックが楽しい子供ゲームです。
一日の予定や時計の読み方など教育的な雰囲気がありますが、まあゲームに霧中で勉強にはならないでしょうw
枚数が多いので記憶するのは大変ですが、ハズレタイル以外は何度違うタイルを引いても良いので、そこだけ憶えて避けるのがコツかな。
記憶系は娘が苦手なんですが、これは協力ゲームなので遊びやすいようでした。
他のゲームと抱き合わせ出品されてたやつでしたが、案外面白いです。

セカイモンで購入)

ドラゴン・ディエゴ Diego Drachenzahn


どこを狙ったか予想する玉転がし
♟2010子供ゲーム大賞


<内容物と準備>

 外箱とゲームボード



外箱(下)にゲームボードをセットします。
ボードがナナメになるようになってます。

8個のポケットのうち、6個にお宝の絵

ビー玉


坂の上の玉をセットする穴3つ
ボードの坂の上の方にある穴にビー玉をセットします。

指示タイル


ボードのポケットに書かれてるのと同じ6種類の絵柄のタイル。
混ぜて伏せて積みます。


予想カード


同じく、6種類のお宝の書かれたカードが4セット(4色)あります。
各自、自分の色のセットを取ります。


ドラゴン駒

凶暴さのかけらもないドラゴンたち

得点マーカーです。


こんな感じに外箱に挟みます。
外箱をぐるっと、青い線1本を1点として回っていきます。

<遊び方>

手番プレイヤーは指示タイルを1枚めくります。
他のプレイヤーには見せません。


指示タイルの示すお宝を狙って、ビー玉を転がします。

3個とも入れるのはかなり難しい。
で、まあこんな感じで入りますよね。
そしたら、他のプレイヤーは手持ちの予想カードから「このお宝を狙ってビー玉を転がしただろう」という一枚を選び、伏せて出します。

全員カードを出したら答え合わせ。
(手番のプレイヤーは指示タイルを見せます。)


得点計算

・手番プレイヤーは、指示タイルの示すお宝に入ったビー玉の数が得点になります。
・その他のプレイヤーは、予想が当たれば1点もらえます。

手番を交替して繰り返し、全員が3回ずつ手番を行ったらゲーム終了。

<感想😃>

ビー玉が狙ったとおりに行かないw
逆に予想する側になると、そのブレがいい感じにブラフ的に働いています。
予想があるので、手番以外でもヒマにならないというか、むしろ手番プレイヤーより真剣に見ていたりするというw
箱のでかさの割にあっさりしてますが、大人子供関係なく遊べて楽しくて良いです。

セカイモンで購入)