2017年6月29日木曜日

ゴーストハンター Geisterjäger


窓からチラっと見えるオバケの正体を当てる。
♟2008最終候補

<内容物と準備>

オバケタイル


同じ絵柄で丸いタイルと四角いタイルが12対。
丸いタイルは全部を附属の青い袋に入れ、四角いタイルは12枚のうち8枚をボードに置き、残りは除外。

各自のコマを置いてボードの準備は完了。


望遠鏡ディスク


1~8とオバケマークが描かれたディスクを各自1個持ちます。

 磁石


このゲームは1人のオバケ役と、その他大勢のゴーストハンター役に分かれ、それぞれの役を交替しながら遊びます。
というわけで、最初のオバケ役を決めて、その人は磁石を持ちます。
どう使うかというと・・・

バチン!とくっつく
先程の丸いタイルは一見ただの厚紙ですが、実は磁石でくっつくようになってます。
結構強力。

<遊び方>

オバケ役が、ついたての後ろに座ります。他のプレイヤーは正面側に座ります。

ついたての後ろから見た状態
オバケ役は、袋からオバケタイルを1枚取りだし、みんなに見えないようにお城の裏にセットし、磁石を使ってオバケを動かします。

右下の丸い穴からオバケタイルを出し入れできる。

裏表同じ場所に窓があるので、裏の窓の所をオバケが通ると、対応する表面の窓からオバケが見えます。

表側から見た状態。チラリ!

ハンター役は窓の隙間から見えるオバケが、庭に出ている8人のどのオバケか当てます。
分かった人は「ゴーストハントは終わり!」と宣言して、手元の望遠鏡を該当する数字に合わせて伏せます。
(どのオバケでも無いと思ったらオバケマークに合わせる。)
宣言後、オバケ役は窓から見えないようにオバケタイルを動かして取り出し、他のハンター役も、全員、望遠鏡を合わせて伏せます。

 2人以上当たり→各自1歩進む。
 1人だけ当たり→2歩進む
 全員ハズレ→オバケ役が1歩進む。

オバケタイルを袋に戻し、オバケ役を交替します。


ゲームの終わり

全員がオバケ役を3回ずつ(4人以上で遊ぶ場合は2回ずつ)やったら終了、一番進んでいた人の勝ちです。
また、オバケ役を規定回数こなさなくても、館に到着したプレイヤーがいたら、直ちにそのプレイヤーの勝利で終了です。

<感想😄>

ギミックがステキ。磁石が強くて、結構素早く動かしても大丈夫なので、色々緩急を付けて惑わせるのが楽しい。
一人だけ当てれば2歩進めますが、オバケは両手に持ってる物の色だけでなく、カギの向きなど微妙に違う奴らがいるので、焦って当てに行っても外れてしまったり。

上級者向けの青いオバケのセット。
目の向きの違いまで加わった鬼畜難易度にw
本来3人以上で遊ぶ物だけど、娘と2人で延々と遊んでしまったのでしたw


セカイモンで購入)

プリンセスミーナのジュニアラミー Princess Mina Junior Rummy


手札に「並んだ数字」や「同じ数字」を揃えて出すラミー系ゲーム。
ゲームの古典にして王道、ラミーを可愛く遊びやすく。

<内容物と準備>

カード


1~6の数字(女の子)がそれぞれ4色。 あとジョーカーのイヌ。
よく混ぜて8枚ずつ配ります。
残りは伏せて山札にして、一番上の1枚をめくって山札の脇に置きます。


ティアラと宝石


いわゆる得点チップとその台紙。
ティアラのカードを1枚ずつ配り、宝石は脇にひとまとめに。

準備完了!

<遊び方>

手札に「並んだ数字」や「同じ数字」を揃えて場に出していき、手札を無くしたら勝ちというゲームです。

1.最初に1枚取る

最初に「山札」か、「山札の隣のカード」のどちらかから、1枚取って手札に加えます。


2.手札を揃えて出す

1枚取った後は、手札から条件を満たすカードを場に出すことができます。
手札から出せるカードが無ければ、あるいは、あっても出したくなければ場に出さなくても構いません。

(A)「同じ数字で全部違う色」が3枚以上


「1」のカードを3色。

(B)「同じ色で並んでる数字」が3枚以上


「1」「2」「3」のセット。全部ピンクで揃ってる。

(C)付け札

場に出されたカード(自分のでも相手のでも)に繋がるようにカードを出すこともできます。
つまり、数字の並びがあれば、同じ色でその前後の数字のカード、色違い同数字3枚のセットがあれば、同じ数字の4色目のカードです。

ピンクの1・2・3のセットに、ピンクの4を付け足して出した

ただし、付け札を行うためには、なんでも良いので自分で最低1組を場に出している必要があります。

3.手札から1枚捨てる


手番の終わりに、手札から1枚選び、山札の隣に捨てます。


特別なカード(ジョーカー)

ピンクの4として出した

イヌはジョーカーで、どの色のどの数字としても使えます。

「ピンクの4」として出されたジョーカーに続けてピンクの5を出した

さらに、ジョーカーが担っているカードと同じカードを出すと、交換して自分の手札に加えることができます。

ピンクの4を務めていたジョーカーの場所に、
本物のピンクの4を出してジョーカーを取る。

ちょっと複雑なので、基本ルールが身につくまでは、ジョーカーを外した方が遊びやすいです。


ゲームの終わり


手札を無くした人はご褒美にティアラに宝石を1個のせます。
そして最初からゲームを行います。
最初に3つ目の宝石を貰った人が勝ち。

<感想😃>

プリンセスミーナのキラキラ首飾り」に続く第2弾(たぶん)は、まさかのラミー。
古典のもつ力ですね。面白~い!
こういうゲームは古くからあって、ラミー系と呼ばれています。
有名なのはラミーキューブとか、麻雀なんかも入るのかな。
フィリピンではトランプで遊ぶ「トンイツ」というゲームが人気です。
説明書に書いてありますが、HABA社自身、以前にも「プリンセスラミー」という名前でラミー系ゲームを出していたようです。画像が見つかりませんが、数字が1~7まであったりと、内容は少し違うようです。

今までの子供ゲームから一歩抜け出した複雑さですが、随所に遊びやすい工夫もあって、こうして娘とラミーで遊べるようになって感動。(未だジョーカー抜きですが)

なお、気になって仕方が無いのでHABA社に問合せてしまいましたが、登場する6人のプリンセスのうち、名前があるのは1番のカードに描かれたミーナだけとのことです。


すごろくやで購入)

パフっペーストリー/フーッとケーキ  Puste kuchen


ボールに息を吹いて転がすピンボール。同じ種類のタイルを集めよう。


<準備>

このゲームは外箱(下側)を使用します。ケーキのボードを外箱にはめます。


ボードでできる坂道の下側(フォークのある方)が外箱の凹みの方になるようにします。

コルクのボールを白いお皿の小さい穴に置きます。
もう一つ、木のボールがありますが、それは上級ルールで使用します。
タイルは色別に表向きの山にして脇に置きます。


<遊び方>

ボールを息で吹いてケーキの穴にハメて下さい。手は使わないで!


その後、ケーキと同じ色のタイルを1枚貰い、次の人の番になります。

タイル。結構でかい。


注意

・一旦ボールがハマったら、臨まないケーキでも再び息を吹いて出してはいけません。
・お皿の小さい穴に戻っても構わず吹き続けて下さい。
・強く吹きすぎてボールが箱から飛び出したら失敗。次の人に交替します。

ゲームの終わり

同じ色のタイルを2枚揃ったらタイルを返して、クリームを1つ受け取って下さい。

ドラクエのスライム型のクリーム
クリームがなくなったらゲームは終わりです。一番クリームを多く集めた人の勝ち。


その他のバリアントルール達

・裏向きの山にしたタイルから1枚選んでめくり、そのケーキを目指してボールを吹く。
・全部のタイルがなくなるまで遊ぶ
・難しくするためには、コルクのボールの代わりに木のボールを使います。
・吹く前に狙う穴を決め、そこ以外には落とさないように吹いてハイスコアを目指す一人用ルール。


<感想😐>

ebayの欲しかった奴に抱き合わせで出品されてました。
ネタとしては面白いんですが、大人にも結構むずかしくって、息が続きません。
もうちょっと穴が大きいとか多いとかすれば気軽に楽しめそうです。
・・・下手なだけ?
でもなんとなく遊んでみたくなる不思議な魅力があるゲームです。
節分の日になんとなくテーブルの上にあった豆を食べる的な。

タイトルは直訳を捻って某漫画風に「ヒューと吹くケーキ」とか和訳を考えたんですが、色々検索したら「パフっペーストリー」としている通販ページが1つだけあったのでそれに倣いました。(品切れ)

セカイモンで購入)

スノルタ! SNORTA!


豪華総天然色フィギュア付き記憶スピード勝負。4人からのパーティーゲームです。

♟2005推薦リスト

<内容物と準備>

カード

色んな動物の絵が描かれている。

全員に同枚数を配りきります。受け取ったカードは伏せた山にして手で持ちます。

小屋


1つずつ受け取ります。


動物

着色済みの豪華な動物たち


附属の袋に入れて、ランダムに1匹ずつ動物を取り、手元に置きます。

準備完了。手には裏向きにしたカードの束。

<遊び方>

記憶タイム

これは対戦相手の動物を憶えて、条件が合ったら素早く呼ぶゲームです。
なので、最初に全員で動物を確認して憶える時間を取ります。
ただし、確認するのは動物の名前ではなく、「鳴き声」。
そう、呼ぶときは鳴き声で呼ぶw

左から「ワン」「メー」「ゲロゲロ」「モー」・・・ロバってどう鳴くっけ?
「オ゛オ゛」とかで良いかw

憶えたら動物を小屋に隠し、見えない状態で再度全員で確認します。

動物は小屋に隠す
記憶タイムが終わったら、ゲーム終了まで、自分の動物が何であるかは教えてはいけません。


ゲーム開始

スタートプレイヤーから順番に手札の一番上のカードを自分の前に出します。

ペロッと。自分も含めて皆が同時に見えるように。
時計回りに1枚ずつどんどん出していって、他のプレイヤーの出したカードと同じカードが出たら、互いに相手の小屋の動物の鳴き声を言います。

ヘビを出したプレイヤー同士、小屋の動物の鳴き声を叫ぶ!早く!

先に言えた方が勝ちで、勝った方は自分の場札を全て相手に渡します。
負けた方は自分の場札全部と合わせて手札の一番下に入れます。


ゲームの終わり

一番最初に手札を無くした人の勝ち。(場札が残っていても構わない)


補足

・最初に憶えた鳴き声で無くても、その動物と分かればOKです。例えば犬は「ワン」でも「ワオーン」でも構いません。判定は周りの人で。
・スワップカードが出たら、袋から動物を出して小屋の動物と交換します。もちろん、小屋に入れる前に全員で確認します。
1枚だけあるスワップカード

・ハイテンポでやるのが楽しむコツです。ペアができたのに勢い余って3枚目の同じカードを出してしまった場合、最初のペアのみが有効です。


<感想>

最低4人からで、どう見ても6人以上でパーティー的なルール。そして誰かがカード無くすまで終わらないので、ゲーム自体の軽さに対して意外に時間がかかりそうということで、中々遊ぶ機会が無さそうです。
対象年齢も8歳以上ということで、娘とは遊べず、このブログとしては紹介だけして終わりかな。
ルール的には「ジャングルスピード」の変種といった感じですね。
棒を取るか鳴き声を叫ぶか。記憶要素がつらそう・・・
セカイモンで購入)

ラッキーパイレーツ Glückspiraten


お宝を集める、はじめてのすごろく。同じマスに止まれば決闘だ!

<準備>

こんな感じで準備完了。
タイルを環状に並べて、スタート(船のタイル)に各自の駒を置く。
お宝(ガラス玉)は輪ノ内側、船チップは脇に置きます。

かわいい海賊コマ

<遊び方>

移動

手番のプレイヤーはダイスを振り、駒を時計回りに進めます。
止まったタイルによりイベントがあります。
・海→何も起きません。
・島→宝を1個、もらえます。

お宝は嬉しいガラス製

・船→宝を1個戻します。1個も持ってなければ何も起きません。

決闘

さらに、もし、誰かが止まっているマスと同じマスに停まったら、一旦すごろくを止めて決闘開始。

赤と緑の対決!

当該マスに止まっているプレイヤー(上の写真で言うと、赤と緑のプレイヤー)が順番に船チップを2枚とも投げます。
で、2枚とも船の絵が描かれた面が上になったら成功。

これは失敗。
決闘に参加しているプレイヤーの誰かが成功するまで、繰り返し、順番に船チップを投げます。

成功!

誰かが2枚とも船のマークの面を上にしたら、その人が宝を1個貰って決闘は終了。
決闘とは言うものの、お宝の奪い合いではなく、貰うお宝は中央から。


ゲーム終了

先に宝を5個集めたプレイヤーの勝ちです。


<感想😏>

取り立てて特徴は無く、全てがサイコロ(と船チップ)で決まり、プレイヤー同士の妨害も無い普通で平和なすごろくです。
遊びとしては、雲の上のユニコーンの様な感じ。
それだけにはじめてのすごろくとしては丁度良いと思います。
ただ、こいつはほとんど流通してないので、雲の上のユニコーンか、男の子ならドラゴンテーマに変えたバージョンもあるので、どちらかを買えば良いかな。

セカイモンで購入)

2017年6月26日月曜日

お宝騒動/お宝つめホーダイ Schatz-Rabatz


砂時計が落ちる前にできるだけたくさん宝物を箱に詰める。
♟2015最終候補


<内容物と準備>

宝石ジャックのカード

裏面は宝石ジャック、表は宝石ジャックが狙っている宝物が描かれています。
よく混ぜて裏向きの山にして脇に置いておきます。

海賊船タイル


いわゆる得点チップで、4枚ひと組で海賊船が完成(勝利)します。
各自ひと組ずつ受け取り、裏向きに脇に置きます。


準備完了


木製のお宝をテーブル中央に配置、宝箱とフタを各自が持ち、砂時計を脇に置きます。

<遊び方>

砂時計を倒したら、各自一斉に宝箱へお宝を詰めます。
砂時計が落ちたら終了。宝箱の蓋を閉めます。

左の宝箱はやり直し。
フタは隙間なく閉めなければなりません。
もし隙間が空いていたら、やり直し。
このときプレイヤーはハミ出た宝物を取り除くだけで、詰め直すことはできません。

全員の蓋がきちんと閉まったら、宝石ジャックのカードを1枚表にします。
各自宝箱の中身を取り出し、カードに描かれた宝物をジャックに差し出します。

※輸入販売元のKleeblatt社さんより、添付の日本語ルールに翻訳ミスがあるとの発表がありました。説明書には「カードに無い宝をジャックに渡す」旨の記載がありますが、これはミスで、正しくはこのブログに書いたとおりです。

左上のプレイヤーの勝利

手元に残った宝物が一番多い人が勝ちで、タイルを1枚獲得。
繰り返してタイルを4枚取った人が勝ち。

<感想😃>

ギリギリを目指して上手につめるのが楽しいです。
熱中するあまり、砂時計が落ちても誰も気付かないw
たっぷり詰めたのにジャックにごっそり持って行かれたりして笑えます。

砂時計は30秒くらい?ですぐ終わってしまうので、大人でも余りのんびりできません。
娘と自分では時間制限の縛りが娘にかなり不利に働くので、彼女は時間無制限にして、詰め終わったら砂時計をひっくり返して自分の番という遊び方にしています。同年代なら多分大丈夫。

宝石ジャックのカードを見ると、宝石の奪われやすさには濃淡があります。
常識というか、遊べばすぐわかるとおり、概ね大きい方が盗られにくいのですが、時々違うのもあったり。
それは良いのですが、実は絶対に盗られないお宝が1個だけあります。
これはさすがにちょっと興がそがれてしまうし、元々カード9枚では少ない感じなので、拡張でカバーしてくれると嬉しいですね。
4点目で勝利だから、4人の場合だとカードは最大で13枚必要ですし。
百町森で購入)