2017年5月30日火曜日

アルケリーノ Archelino


1人用パズル。


問題の通りに動物のコマを並べるパズル。
指定された条件で動物の向きと位置を揃える。
最初の問題は簡単すぎるくらい簡単。


ページをめくって答え合わせ。

31問目になるとちょっとは難しくなる。(全60問)


1.パンダは1番目、シマウマは6番目。
2.ライオンとカバが1マス空けて向かい合う
3.キリンとカンガルーが1マス空けて向かい合う
4.ライオンとカンガルーは隣同士で向かい合う(お話ししてる)

これが4段階中2番目のレベルで難しい問題。
大人なら後半から初めればちょっと遊べるかな、という感じです。


<感想😔>

娘は意外にパズルが好きだし、動物コマは可愛いし、絶対イケるだろうと踏んだけど、ぜ~んぜんヒットせず。
小さい頃はジグソーも型ハメもやってたし、「カタミノ」とか「賢人パズル」も好きだし、最近なら「アテネ像を探せ」とか好きでやってるのに・・・分からない。

自分としては面白いと思うし、もっと大人向けの問題があったら絶対楽しいだろうなと思いますが。
大人向けの問題はありませんが、別解が存在します。

どうぶつしょうぎ


サクッと遊べるマイクロ将棋。

<内容物と準備>


こんな風にコマを初期位置に置きます。
ゾウやキリンが王様ライオンの方を向く感じになってて、左右の置き間違えを防ぐ細かい配慮が効いています。


<遊び方>

動かし方

順番にコマを一つずつ動かします。
動かせる方向はコマに赤点で示されてます。
将棋だと何歩でも進めるコマがありますが、どうぶつしょうぎではどのコマも進めるのは1歩だけです。


コマを取る


相手のコマがいるマスに進むと、そのコマを取る事ができます。
取ったコマは次回以降の自分の番に、空いているマスに置く事ができます。

ひよこの成長


ひよこに限っては、一番向こう側のマスに到着するとニワトリになります。(コマを裏返す)移動できる方向が一気に増えます。
※ニワトリを取るとひよこに戻ります。


勝利条件

相手の王様ライオンを取るか、 自分の王様ライオンを一番向こう側のマスに到着させると勝ちです。


詰み


相手の手番ですが、どう動かしても王様を取られます。(手前プレイヤーの勝利確定)
この状態を詰みといい、この時点で勝負ありとして最後の1手は行わないのが普通です。


逃げ切り


一番向こうに王様ライオンを逃がしたの図。
正式には、この後に相手の番が1回あり、そこで王様ライオンを捕られなければ勝ちとなります。これは本将棋には無いタイプの勝ち方です。


<感想😔>

アホっぽいウチの娘でも6歳になればできるかな?と思ったけど、なんだか無理な感じ。
さすがにコマは動かせるんだけど、どうすれば勝てるのか見えてないというか。
ちょっと頑張れば行けそうだけど・・・
なんというのかな、性格だろうけど「知」というものに対する貪欲さが無いw

とりあえず1手詰め問題を作ってパズル的に遊ばせたらそれなりに楽しかった模様。
パズルで憶えて実線という流れがあれば良さそうなので、そういう問題集があった方が良いかな、これ。

ブログの撮影の為に一応実線通りに一人でコトコト動かしてみたけど、楽しいねこれ。
本将棋の山場が最初から来てる感じで。
すごい考える割りにサクッと終わるし、普通に大人同士でも楽しめると思う。

コンピュータ解析で後手番必勝が判明してますが、人間には全手筋を憶えれないので対人戦では問題なし。
ただ、先手番不利ということになるので、大人が先手になるのがいいかな。
娘と対戦できる日は来るのだろうか・・・?
その時には<感想>の横の絵文字がにこやかになるでしょう。

2017年5月21日日曜日

オーシャンアイランド Lagunera


ボードを傾けて玉を転がして穴にはめる。

<内容物と準備>

個人ボード


魚が4色いるので、好きな1匹を選び、玉2種(鉄球・ガラス玉) を1個ずつ受け取ります。転がっていかないように台にセット。手前の4つの丸い溝はチップ置き場です。

ヒトデチップ


得点チップです。脇に置いておきます。

ボードは中央に。
準備完了

 <遊び方>

手番になったら、自分の魚と同じ色の穴の近くに、魚と玉を置きます。

黄色の穴

鉄球をセットした状態の魚

鉄球・ガラス玉の2種類あるけど、どちらをセットするのも自由。
*鉄球の方がスピードが付いて難しくなります。

ルーレット


ボード中央の灯台の光がルーレットになっているので、指で弾いて回します。

パチーン。くるくる。

 光が射した方向が今回目指すゴール。

緑を指しています(ボード周囲の色でわかる)

緑の穴
緑のところで止まれば、緑の穴を目指します。
(ここは緑プレイヤーのスタートの穴でもあります)

あとは、ボードを手で持って傾けて、魚(の中の玉)を緑の穴に入れればOK
成功すれば緑のチップを貰って次の人の番。
失敗(別の穴にはまるorボードから落ちる)したら次の人の番。

緑チップ獲得

チップを4色獲得したプレイヤーの勝ち。


<感想😗>

お土産屋さんに希にある玉転がしゲームを対戦型にしたような。
遊んだ感じはまさしくあれですね。
でもこれ、大人にはすごく簡単。まず失敗しません。
逆に、ボードが木製で結構重いこともあってか娘には難しいらしく、親子で対等に遊ぶにはちょっと厳しい。
ということで、1回遊んでお蔵入りかな~と思ってたんですが、時々娘が引っ張り出してきます。そこそこ楽しいようです。

それにしても、箱やボードの絵は作者が描いたようですが、味がありすぎでしょうw

2017年5月20日土曜日

逮捕だ! Ertappt und geschnappt


犯人まで何歩か数えて素早く逮捕するスピード勝負。


<内容物と準備>

容疑者タイル


6種類×2枚ずつ。裏面はどれも同じ絵柄(刑務所)。
同じタイルが隣り合わないように環状に並べる。

刑事コマ


適当な容疑者タイルの所に置く。

指名手配カード


容疑者3名とそれぞれの証拠が描かれたカード。
よく混ぜて裏向きに山札にする。

乗り物カード


0~5の数字が書かれたカード6枚のセットが4つ(4色)。
各自、自分の好きな色のセットを受け取って手札とする。

証拠サイコロ


スタートプレイヤーが持つ。

準備完了。
なお、撮影用にカード立てを使用してますが、遊ぶときは手に持った方が良いです。

<遊び方>

手番のプレイヤーが指名手配カードを1枚めくり、中央に置きます。

この時点で、容疑者が3人に絞られる

続いて、証拠サイコロを振ります。
出た目と同じ証拠がある人物が今回捕まえる犯人です。

「指紋」のある中央の人物(黄色)が犯人だ!


早い者勝ちで逮捕!

犯人がわかったら、全員が一斉に頭の中で刑事から犯人まで何歩か数え、その歩数のカードを手札から出し、指名手配カードに手を置きます。

刑事のいるタイル(写真上の茶色のタイル)から、犯人(黄色)のタイルまで、時計回りで4マス。
反時計回りなら6マス。

4の乗り物カードを出して容疑者を確保!

容疑者タイルは同じ柄が2枚ありますが、どちらを捕まえても結構です。

一番に手を置いたプレイヤーは、出した手札の数字分、刑事を動かします。
正しく犯人を捕まえれたら、指名手配カードを受け取ります。
間違っていたら、他の全員が指名手配カードを1枚ずつ(2人目以降は山札から)受け取ります。

手札を元に戻して、次の人の番。
これを繰り返して、最初に指名手配カードを6枚集めた人の勝ち。


拡張ルール

難易度が格段にアップする拡張ルールがあります。
逮捕不可能な場合も生じるので、フェクスカードを場に置いておき、容疑者カードの代わりにこちらを押さえます。

拡張ルール用のフェクスカードと特殊ダイス。
拡張ルールは3種類。好きに組み合わせて遊べます。

牢屋

逮捕した容疑者タイルをひっくり返して牢屋に入れる。
牢屋の人物は逮捕できない。
フェクスカードを正しく獲った場合、容疑者タイルを全て表に戻す。

誰がそこにいた?

「牢屋」をさらに拡張。
一度逮捕して牢屋に入った(タイルを裏返した)犯人も逮捕の対象となる。
このため、記憶力も必要となる。

フェクス捜査官

2つ目の特殊ダイス「フェクスサイコロ」を加え、2個一緒に振る。
証拠サイコロとフェクスサイコロの組み合わせで、逮捕すべき容疑者が1~3人に決定。
手札も犯人の人数分出す。

<感想😖>

捻って早取りということで、「おばけキャッチ」を複雑にしたような感じで面白いと思ったのだが、娘には難しかったようで1~2回ラウンドを回したところで投げてしまった。残念。確かにこれは小学生以上の内容だ。

クラッシュアイスゲーム Crush Ice Game


ペンギンを落とさないように氷の足場を崩すバランスゲーム。

<内容物と準備>

氷の足場とペンギン


適当に青と白の氷ブロックを台にはめ込んでいく。
はめたらひっくり返して中央にペンギンを乗せる。

ルーレット

外箱にルーレットの説明がある。

手番の人が持つ。

ハンマー

手番の人が持つ。
2本しかないので、3人以上なら使い回す。

<遊び方>

ルーレットを回して、その指示に従って氷ブロックをハンマーで落とす。


順番を繰り返すと、だんだん穴が増えていって・・・


足場が崩れてペンギンが落ちたら負け。


<感想😆>

氷ブロックは枠に突っ張るように固定されているのだが、この精度が絶妙で、崩れるときに納得感がしっかりあり、理不尽な感じが全く無い。
また、大抵のバランスゲームは物を高く積み上げていくので、最後は一生懸命築き上げた物が一瞬で崩れることになり、そこが娘にとってはつらいところのようだが、これは築き上げるのは最初だけで、後は崩していくだけ。砂場遊びの棒倒しと同じだ。
欠点と言えば準備が多少面倒な位。
このところ何度もリクエストを受けている。

気楽に楽しめて良いのではないかな。1000円もしない安さだし。
6歳以上となっているが、ルーレットを回すのを大人がやってあげれば、4歳くらいでも行けると思う。

なお、リメイク品がダイソーで「バランスアイスゲーム」としても売られていた。
まだあるなら500円で買えるので、そちらがよいと思う。
違いはペンギンが可愛くなっているのと、ルーレットの出目が4種類になっているらしい。

ドン・キホーテで購入)


(2018.11追記)
少しずつバージョン違いっぽいのが出てる本作ですが、Twitterでフライングタイガーっていう雑貨屋さんにオサレなバージョンがあるという情報を得て買ってきました。


その名も「アイスブレイカーゲーム」
違いは、
・箱がオサレ
・ハンマーの形
・人形がペンギンから白熊になってる。白熊超可愛い。
・氷や枠やその足は金型レベルで同じ。当然相互に交換可能。
・ルーレットは、青、白、どっちか1個、休みの4種類。

ハンマーが4つになったので、3人以上でも遊びやすくなりました。

6歳の娘が選ぶ楽しいボードゲーム


娘が6歳になったので、好きなボードゲームを選んで貰いました。5歳賞はこちら
ノミネートは自宅にある全ての子供用ゲーム約90個(上の写真)。

*この記事はこちらの独立したページに書きました。続きはそちらでお願いします。

2017年5月11日木曜日

流れ星をつかまえろ Catch a Falling Star


光り輝く星のバランスゲーム。
2009ドイツ子供ゲーム大賞推薦リスト「Klickado」のリメイク。
(星の代わりにハリネズミでした。)

<準備>

物干し台と流れ星


こんな感じに組み立てる。
流れ星は3か所が磁石になっているので、物干し竿にくっつける。


星の光線


竹か何かでできている。
20センチほどの長い光線2種(メタル付き/なし)と、短い光線の3種類。
それぞれの種類ごとに等分する。端数は箱へ。

<遊び方>

星の光を取り戻す

手番になったら、手元の光線から好きな1本を選び、星につける。
既に設置した光線の上に乗せても良い。


光線を落とした

3本までは全て手元に引き取る。
4本以上落としたら、その中でマイナス点の高い順に3本引き取り、余りは箱へ。
・メタル付き光線 -1点
・長い光線 -2点
・短い光線 -3点


ゲームの終わり

誰かが手元の光を全て星に戻したらゲーム終了。
2位以下はマイナス点の少ない順に決める。

<感想😕>

見た目で即買い。ドライマギア社のゲームってどれも綺麗。
それはさておき、難しすぎないかコレ!?
なんかこう、もっと光がザクザクっと刺さるのかと思ったけど・・・
メタル付き光線は磁力でがちっとくっつくかと思いきやクルクル動くのと、棒にそれほど摩擦がないので、磁石の利かないやつは少しのバランスの乱れでボロボロ落ちまくる。

ルール確認しながらのソロプレイで苦戦する父を見て、娘も恐れをなして近寄らず・・・
コツを掴んだら追記します。

<2017.6追記>
全部刺せた!

突然、娘がやりたいと持ち出してきたので遊んでみた。
あれ?今度は簡単に刺せる・・・?
何度か落とす場面はあったけど、2人で全部刺しきってしまった。
これにはバランスゲームに苦手意識のあった娘も大喜び。

何だ、楽しいじゃないかと調子に乗って2回目に挑戦。
・・・あれ?あれれ?今度は難しい・・・?
どうもメタル付きの光線が上手い具合にばらけてくっついていると、その後が続きやすいのだが、上手い具合にくっつけるのは割と運次第な模様。
なんせメタル部分1点を支点に僅かなバランスの変化でクルクル勝手に回るのだから仕方ない。
つまり序盤が超重要という珍しいバランスゲーム。
序盤次第で、中盤が全然進まなくて根負けするか、楽々最後まで置ききれてしまうかの2択で、うーん・・・ちょっと・・・って感じでした。
全部置けるルートに入って、どんどん光り輝いていくお星様を見るのも、それはそれで楽しいんですけどね。

(米国Amazonで購入)

2017年5月9日火曜日

力持ちブルーノ Einfach Stark!


ハチミツ壺をたくさん乗せたら運ぼう。落とさないでね!
♟2002推薦リストBärenstark」のリメイク

<内容物と準備>

花畑のタイル


すごろくのマスになるタイル。環状に並べます。


力持ちくまさん

余裕の表情。
後ろ姿もカワイイ。
 クマのブルーノ君(多分オス)。どこか適当なタイルの上に置きます。

 板


おぼん?どちらか1枚をブルーノ君の上に載せます。
丸い板を使うと難しくなります。


ハチミツ壺


大きさまちまちなハチミツ壺。花畑タイルと同じ6色。
ブルーノ君のいる花畑と同じ色の壺を1つ、板の上に乗せます。
残りは中央に適当に置いておきます。

ハチミツ

ガラス製

各自2個ずつ持ちます。


特殊ダイス


特殊ダイス。どちらか1個を使います。
左を使うと簡単で、右のを使うと難しくなります。

準備完了。

<遊び方>

ルールはシンプル。
手番になったらダイスを振って、目の数だけブルーノ君を片手で持って花畑を進め、最後に着いた花畑と同じ色の壺を乗せて次の人の番。


崩したらハチミツを失い、ハチミツを2個とも失ったら負け。
ダイス目によっては、移動しなくて良い、とかその場でぐるっと回すとか、使用する手を右手なり左手に指定されるものがある。

ここまで来ると、かなり移動が厳しい。

<感想😊>

バランスゲームで土台を自ら動かすタイプってあまりないんじゃないかな。

前々から気になっていた作品だが、絶版らしく入手難。
そんな中、たまたま目にしたお店のブログで展示品のセールが告知されており、その記事の写真の片隅に箱が写っていたので速攻問い合わせて何とか手に入れることができた。

早速、娘と一戦。
バランスゲームは敷居が低い割に楽しめるものが多いと思うけど、ウチの娘には余りウケがよろしくない。
バースト系も合わないようで、積み上げた物が一瞬で無駄になるのがつらいんだろう。
見た目もカワイイ本作に期待をかけたが、結果はあまり芳しくなかった。
自分が大人げなく超真剣に臨んで勝ってしまったのも一因かも知れない。
だって面白いんだもの。
破滅する楽しさが理解できる日が来ると信じて待つことにする。

一方、自分としては結構気に入っている。
荷物を落とさないように運ぶ時の息を止めるような(実際止める)緊張感がたまらない。
乗せるときはそれほど気を遣わなくても失敗しないのだが、とにかく移動は緊張する。
そして、ゆっくりゆっくり運ばなければ崩れてしまうので、緊張を要する時間も長い。
厳しいところを乗り切った達成感は格別です。

<追記>
BGGフォーラム(英語)を覗いたら、やはり「Bärenstark」のリメイクであることが分かりました。
今作へのリメイクに際して、難しい方のダイスが追加したり、プレイ人数を6人から4人に変更したり、(ちょっとここはわからないのですが、どうやら)壺を落としたら花畑タイルを取り除くというルールからハチミツを返すようになった模様です。


cRoonで購入)